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2010年03月28日

水彩画「桜並木」ソルトテクニック

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 最近とってもさむ〜い日が続いているけど、それでももうすぐ桜が満開になりますね。たぶん来週あたりが見頃かしら。

 今年も桜を見るゾ!と言うわけで、去年の取材写真から桜を描いてみました。


1003Sakura660.jpg


 ボクが住んでいる千葉県八街(やちまた)には、こんな桜のトンネルが出来ちゃうところがあります。田舎なので、途中にカフェとかレストランとか一切無いけど、ちょっと路肩に車を止めて桜を満喫することが出来ます。ホントは自転車なんかが最高。

 さて、題名のソルトテクニックですが、なんのことはない、「塩」をまくだけのこと。おなじみの方にはおなじみのテクニックです。「塩撒き」とか言いますが、日本で塩を撒くのは厄払いの意味があってイメージも悪いからね、ほら、ドラマなんかで、やなヤツが帰ったあとに「ちょっと、塩もっといで」とか言って玄関で塩を撒くシーンがあるでしょ。なんかいいネーミングないかなと思って、アメリカのサイトを見ていたら「Salt watercolor texture effects Watercolor Technique」と言うのがあったので、縮めてソルトテクニックにしてみました。ソルトエフェクトのほうが正しい気もするけど、テクニックだから。



1003SaltTec.jpg

 
塩を撒くと、こんなテクスチャーが出来ます。



 桜の絵は、結構苦労するよね。さくらの花は、遠目に見るとうす〜いピンクの雲のようでつかみ所がない。さりとて、花を点々と描くには花の色が薄すぎる。そう、ソメイヨシノの花は限りなく白に近いピンクだから、絵にしにくいんですね。

 それで、桜を実際より濃く描くのだけれど、この色合いがまたけっこう難しいんですね。濃すぎると、桃の花か、紅葉みたいで桜らしさが無くなってしまいます。やや黄色がかった薄いピンク、つまり桜色にすると、割とうまくいきます。

 それでも、桜をこの色でふわふわと描いたとしても、薄っぺらくて単調な画面になってしまうし、さりとて、細かい点々で描いたりしたら稚拙な絵になります。単調さを救うために多少、紫や黄色をにじませますが、もともと薄い色なので効果も今一つ。
 枝を描き込めば単調さは無くなりますが、今度は枝がわずらわしい感じになるので、あまりたくさん描き込みたくない……。

 どうです、なかなか、一筋縄ではいかないでしょ。そこで、「ソルトテクニック」の応用。
 さくらの花を桜色でウォッシュし、薄紫や黄色や黄緑をにじませたら、乾き具合を見ながら塩をパラパラと撒きます。このテクスチャーで単調さを救って、なおかつさくらの花に見えるという、一石二鳥をねらいます。

1003SaltEffect.jpg


 どのくらいの乾き具合で、どれくらい塩を撒くかは、やってみればわかるとしか言いようがないかな。いや、やってみなけりゃ効果のほどはわからないと言った方がいいでしょう。気温や湿度や紙の種類、塩の湿気などに左右されて、効果が変わります。
 傾向としては、絵の具が十分濡れていると大きなシミになり、乾くほど小さなシミになります。乾いてしまった絵の具に撒いても、たぶん効果はありません。
 桜の場合は、小さなシミになったら、それが花を連想させるし、ある程度大きなシミになったら、それはさくらの花のかたまりに見えるので、そんなに神経質になる必要はありません。

 ソルトテクニックは静物のバックに使ったり、色々応用範囲が広いので挑戦してみて下さい。ボクも気に入って結構あちこちで使っています。

 ブログの記事カテゴリー、新しく「テクニック・応用編」というのを作ってみました。そのうち、「基本編」というのも作ってみたいと思っています。

水彩画「桜並木」
サイズ:283×181mm 紙:ウォーターフォード中目300g
使った絵の具:ウルトラマリンライト、バーントシェンナ、
       カドミウムイエローライト、マンガニーズブルーノーバ(以上、ホルベイン)
       パーマネントローズ トランスパレントイエロー(W&N)
タグ:水彩
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posted by くどうさとし at 23:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | テクニック・応用編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
以前から、一度桜の表現にお塩を使ってみたいと思いながら、いまだ実行に移せていません。
先生の作品を参考にさせてもらって、今年こそ描いてみたいなぁ!っていう気持ちになりました。
素敵なヒント有難うございました。
Posted by violet at 2010年03月29日 08:51
Violetさん、こんにちは。
さくら、これから本番ですね。ぜひトライしてみて下さい。
お塩のテクニックは大作の制作にも応用できますよ。
Posted by くどうさとし at 2010年03月29日 16:53
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