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2012年03月26日

ComTam ベトナムの水彩画 メイキング1

ComTamとは?
コムタムというのは、割れたお米のことらしいです。日本では屑米などと言って嫌いますが、さすがお米の国ベトナム、この小さく割れたお米を1つの料理にしてしまいました。料理と言っても、割れたお米を炊いてその上に好みのおかずをトッピングするだけ。お米は割れたのを集めて使うのか、わざわざ砕いて使うのか、その辺はよくわかりませんが……。

今日の題材はこのComTamの垂れ幕というか、看板というか、とにかくホーチミンのバックパッカーがたくさん集まる界隈を散歩していたときに見つけた1シーン。まあ、ただの汚い(笑)看板ですけど、妙に味があって、色合いもベトナム的。

1203Comtam+2.jpg

スケッチでは、ホテルの案内看板の大きさが違いますね。通りの向かい側から望遠で撮影したせいでしょうか。
えっ? デッサンが間違ってるんだ、ってあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
まあ、そう言うこともあるかも。何しろ30°以上の暑さの中でしたからね。あせあせ(飛び散る汗)

1012Hotel_Vietnam550.jpg
スケッチ

スケッチをしてみると、ホテルの案内看板はどうもいらない感じ。文字が多すぎるしね。
そこで、スゲガサのベトナム美人を合成してしまおうと思って、旅の写真を探したけれど、スゲガサをかぶったベトナム美人なんて写っていないよ。そもそもホーチミンのような大都会では、「スゲガサ」なんてすでに絶滅危惧種。仕方がないので、おみやげ用のスゲガサも合成して、こんな人物を絵に入れることにしました。↓↓

1203Comtam+1.jpg

かくして、ホテルの看板抜き、人物入りの鉛筆スケッチが出来上がりました。
1203Comtam01_550.jpg

看板?横断幕? ええい、なんとでも呼んでくれ! の部分はシワが寄って文字がよれよれ、とてもスケッチする気になれないので、大きくプリントして文字とシワだけトレースしました。ボクはこのシワの寄った文字をメインにしたいので、細かく写し取りましたけれど、こんなに細かく描かないよ、と言う人は、もちろん普通にスケッチすればOKですよ。

このあとは、楽しい色塗り。メインの黄色い垂れ幕から色を着けていきます。
(その2に続く)

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2012年03月31日

ComTam ベトナムの水彩画 メイキング2

1203Comtam02_550.jpg
いちばん目立たせたい、黄色い垂れ幕から塗りました。
絵の具は不透明なカドミウムイエロー。鮮やかにしたいので、濃いめにたくさん絵の具を溶いておいて、文字の部分は塗り残すようにして塗っていきます。鮮やかな色にしたいところは、やや濃いめに絵の具を溶いて塗るのがコツ。
絵の具が湿っているうちに、バーントシェンナで垂れ幕の濃淡を着けました。黄色を塗る筆とは別にバーントシェンナを含ませた小筆を用意して、黄色を塗る→バーントシェンナを塗る をくり返しながら、左から右へと塗っていきました。

1203Comtam03_550.jpg
次に、いちばん面積の広い、水色の壁を塗っていきます。ここは太い筆(平筆でもOK)に絵の具をたっぷり含ませて、真ん中あたりを一気に塗ってしまい、筆でポンポンと絵の具をさらに乗せて溜まりにしておいて、そのあと小筆でゆっくり輪郭線まで塗り広げます。こうすると途中で乾いて境界線ができてしまうのを防ぐことができます。
水色が乾く前に、ちょっぴりバーントシェンナを滲ませたり、水を落としてバックランを作ったりして変化をつけました。

1203Comtam04_550.jpg
黄色の上の青い幕と、赤い文字を塗っていきます。
青い幕はかなりシワが目立つので、シワのハイライトを塗り残すようにしながら塗っていきました。青の濃い部分に絵の具をひと塗りしたら、水だけの筆でエッジをぼかして(ソフトエッジ)ハイライトはなるべく白くなるように幅の狭いグラデーションを作ります。もし、青が滲みすぎてハイライトに広がったら、小筆で吸い取って(リフティング)なるべく白が残るようにしましょう。
細かい濃淡や小さなハイライトは、青が乾いたあとに絵の具をこすり落とした方がカンタンです。その部分は気にせず青を塗ってしまいます。
文字の赤を塗っていきました。ちょっと濃淡をつけて変化を出すために、やや暗くなっている部分には紫を、明るくなっている部分には水をにじませました。もし難しければ、赤を塗ってしまって、あとから紫をソフトエッジで塗って濃淡をつけることもできます。このへんは細かいですけれど、この黄色の垂れ幕が主役なので、気長に丹念に描きました。

1203Comtam05_550.jpg
とりあえず、こんな感じで。他のところを塗りながら、ハイライトをこすり落としたり、あとでまた調整します。

(その3へ続く)
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2012年04月09日

ComTam ベトナムの水彩画 メイキング3

1203Comtam06_550.jpg
人物以外のところを描いていきます。
上の垂れ幕をメインにしたいので、なるべくあっさりと。
左側は建物の正面で、この垂れ幕とは直角な面になります。
輪郭を少しぼかしたいので、まずこの部分だけ水でぬらしておきます。余りフワッとぼけないように絵の具をこすりつけるようにして描きました。

1203Comtam072_550.jpg
垂れ幕の左側も細部を描いていきます。とりあえず固有色だけ塗っておいて、陰影はあとで全体を見ながらつけることにしました。

1203Comtam07_550.jpg
右側の壁は、隣の建物の入り口になっていて、黄色い幕のある建物の側面とは直角になっています。この右側の入り口が完全に影の中で、この絵ではいちばんくらい部分になります。

1203Comtam08_550.jpg
人物を描きました。陰影はあとでつけることにして、とりあえずあっさりと仕上げておきます。服の模様はかなり複雑ですが、それらしく見えればよいので克明に描写しません。人物に存在感がありすぎると、黄色の垂れ幕と主役を競うようになって、焦点の定まらない絵になってしまいます。人物はあくまでもアクセントです。

このあと、細かい陰影をつけていくことにします。

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2012年04月12日

ComTam ベトナムの水彩画 メイキング4 完成

全体の固有色を一応塗りおわったところで、明暗をつけていきます。
左上の垂れ幕の奥、影になっているところから始めて、垂れ幕全体を描き進めます。

1203Comtam09_550.jpg
垂れ幕の陰影を濃くしたところ。青い幕はウルトラマリンにほんの少しバーントアンバーを混ぜた暗い青でシャドウを描きました。シャドウの部分にひと塗りしてから、乾く前に水をつけた細い筆でエッジをぼかしていきます。(ソフトエッジという描き方)シャドウの幅が狭いので、ハイライトにも絵の具が滲んでしまいますが、あとで水をつけた筆を使ってこすって落とすことにして、気にせず描き進めました。
黄色い垂れ幕も、同じようにしてやや暗い黄色(カドミウムイエローにバーントアンバーを少し混ぜた色)でシャドウを描き込んでいきました。
1203Comtam092_550.jpg
垂れ幕にシャドウを描き込んだところを拡大

1203Comtam10_550.jpg
垂れ幕の下、水色の壁と人物にも明暗を描き込んでいきます。水色の壁にも少し濃淡をつけたかったので、マンガニーズブルーで重ね塗りしたあと、乾く前に右側にバーントアンバーを薄く溶いて塗ってやや暗くしました。
人物はスゲガサの影の中に顔がすっぽり入ってしまうので、顔から首にかけて暗くしました。具体的にはバーントアンバーにウルトラマリンを少し混ぜてこげ茶色を作り、薄く溶いて重ね塗り(グレージングという)しました。襟から肩にかけて、スゲガサの影がクッキリ見えるように同じ色を濃いめに塗り重ねておきます。

1203BuiVienSt660.jpg
完成。シャドウを塗っていくと、水色の壁の色が薄く感じられたので重ね塗り。乾いてから垂れ幕の影を描き込みました。紙が50%コットンのファブリアーノ・クラシコ5だったので、ちょっと下の絵の具が溶けて混ざってしまいましたが、まあ、何とかなりました。
垂れ幕のシワのハイライトなど、あとから白くしたい部分がどうしても出てきます。そんなときは、腰の強いナイロン100%の筆に水をつけてこすると、絵の具をある程度落とすことが出来ます。ナイロンの平筆と丸筆でところどころこすってハイライトをより白くしました。

サインを入れて完成。題はこの絵の場所から、「Bui Vien st」(ブイビエン通り)としました。

今回、コットン50%のクラシコ5で荒目が手に入ったので使ってみました。中目にくらべ、より水彩的な表現が出来ます。色の発色もきれいです。ちょっと派手すぎるくらいです。ただ、コットン100%ではないので、濃くしたい部分を塗り重ねると絵の具が乗らないと言うことがありました。でもまあ、地色が白いので明るい絵には向いていると思います。使い慣れれば結構いいかも。

Bui Vien st 
サイズ:28.7×41cm 紙:ファブリアーノ・クラシコ5 荒目





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