ブログひっこしました。新しいブログはこちらから

ポチッと応援おねがいします。
にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

2012年04月27日

水彩画 サンフランシスコ駅 -1

車社会のアメリカにも鉄道はある。日本のように縦横無尽に線路が走っている訳ではありませんが、線路があって、ディーゼル機関車が引っ張る列車が走っています。有名なのはアムトラックという長距離列車ですが、今日描いたのは以前にも紹介した「カルトレイン」という、シリコンバレーの街、サンノゼとサンフランシスコを結ぶ通勤列車です。

1204SFStation00.jpg
↑↑そのカルトレインの終着駅、サンフランシスコ駅を描くことにしました。
リアル進行なので、更新は不定期になってしまいますが、辛抱してお付き合い下さい。

以前、グリザイユという技法をよく使いました。簡単に言うと、最初に明暗を描いてしまって、あとから色を塗るというやり方です。(参照:上達のための2つの方法
欠点は絵が硬くなってしまいがちなこと。それを補うために最初はウェットインウェットでかなり部分を下塗りしてから明暗を塗ったり、明暗を塗る時には黒ではなく紫や青のグラデーションにしたり、色々工夫してみたけれど、やはり硬い感じは否めないので、最近は使わないことが多かったのです。
その後、いろんな人の作品を見たり刺激されたりして描き方も少しずつ変わってきたので、どれくらい変わったかもう一回グリザイユを使って描いてみようかな、と思い立って、この絵で試してみることに。

1204SFStation01.jpg
紙はウォーターフォード中目、300gをパネルに水張り。絵の大きさはB4くらいです。
最初にスケッチをしたら、白く残したい列車の窓枠などをマスキングインクでマスキング。スケッチは列車の形状とカルトレインのロゴをトレースしました。
全体に水を塗って、空気の存在が感じられるように水色や紫、茶色なんかを薄く塗りました。塗った色に特に意図はありません。実際の写真の色とまったく関係のない色を適当に塗りました。


1204SFStation02.jpg
ウェットインウェットが乾いたら、遠景から描いていきます。グリザイユで描くので、固有色(たとえばロゴの赤とか)は塗らずにもっぱら明暗だけ。ただし、遠くのビルは淡くしたいので、紙が湿っている間に色を塗りました。

1204SFStation024.jpg
明暗だけですが、単色ではなく、色を滲ませて変化をつけています。なるべく絵が堅苦しくならないようにするためです。黒はウルトラマリンとバーントアンバーの混色です。


1204SFStation03.jpg
列車の窓や車体の明暗。列車の窓は青空を意識して、意図的に水色を滲ませています。


1204SFStation04.jpg
絵の主要な部分に明暗をつけた。
明暗をつける前に薄く色を下塗りしておいた方が絵に柔らかさが出ると思います。でも本来は明暗を先に描いてから色を塗るものだと思うので、今回はあえて先に明暗を描きました。

このあと、色をつけていきます。(-2に続く)
1707NewBlogBtn.jpg
新しいブログ

ポチッと応援おねがいします。
にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

自宅クラス
第2土曜、第4月曜、若干名 空きがあります。 こちらのフォームからご連絡ください。

※画像をクリックすると大きな画像が開きます。


コメントを頂ければ幸いです。
一番下の「Comment」をクリックするとコメント欄が開きます。↓
+++++++++++++

posted by くどうさとし at 00:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | サンフランシスコ駅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月29日

水彩画 サンフランシスコ駅 -2

固有色を塗っていきます。固有色とは描く対象の本来の色で、厳密には光線の加減で見える色ではありませんが、この場合は見える色としておきます。すでに明暗はある程度描いてあるので、原理的には明暗に関係なく色を塗ればいいんですが、それでは白黒写真に色をつけた昔の写真のようになっちゃうので、ある程度は明暗と色合いを変化させました。

1204SFStation05.jpg
どこから塗るっていう決まりはないけれど、いきなり広い面積を塗らずに、遠景の人物などでウォーミングアップして、脳みそがペイントモードに突入してから肝心の部分を塗るほうが、精神衛生上もいいでしょう。
次に、プラットホームの黄色い線やロゴの赤い丸なんかの目立つところを描き、そのあとで列車の車体を塗りました。


1204SFStation054.jpg
今回はなるべく柔らかい感じの絵にしたいので、ロゴの文字は読めればよいと言う程度で、克明に写し取ってはいません。同じように車体側面の左右に走る凹凸のラインも、溝引きではなくフリーハンドで描いています。
(溝引きについてはこちらの彩玉さんの動画が参考になると思いますヨ。彩玉さんありがと。)


1204SFStation06.jpg
車体をだいたい塗りおわったところ。車体はステンレスなので、そとの景色が映り込みます。もう少しいろんなモノがきれいに映り込んでいると面白いんだけれどね〜。残念ながら右側には同じ列車が止まっているだけなので、たいして映り込んではいません。あまりに色がないので、グレーではなくて空の青とか、少し滲ませました。

1204SFStation064.jpg
遠景の人物と、アクセントになる手前の人物。
このあと、マスキングインクを剥がして、細部を描きながら、ときどき離れて見て全体の明暗も調整していきます。(-3に続く)
1707NewBlogBtn.jpg
新しいブログ

ポチッと応援おねがいします。
にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

自宅クラス
第2土曜、第4月曜、若干名 空きがあります。 こちらのフォームからご連絡ください。

※画像をクリックすると大きな画像が開きます。


コメントを頂ければ幸いです。
一番下の「Comment」をクリックするとコメント欄が開きます。↓
+++++++++++++

posted by くどうさとし at 20:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | サンフランシスコ駅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

水彩画 サンフランシスコ駅 -3

1204SFStation06.jpg
前回最後

  ↓↓

1204SFStation07.jpg
細かいところを塗りながら、全体の色調も整えていきます。木を見て森を見ずと言うことにならないようにね。
シャドウが薄いと思ったら色を塗り重ねて暗くします。不透明絵の具と違い、塗ってある色より薄い色を塗り重ねても、透明水彩は下の色が透けて見えるので結果的に濃くなるので、重ねる絵の具の濃度が濃くなり過ぎないようにしましょう。

1204SFStation072.jpg
細かいところの制作例。左が前、右があと。人物の髪の毛や白いダウンジャケットに色を重ねています。
白いところも少し色を入れるとカラフルに。

1204SFStation08.jpg
このあと、さらに全体を見て、気になる点をちょっとずつ直していきますよ〜。
遠景正面のビル、真っ白では目立ちすぎるので、少し色を乗せました。
右側の車両も、もう少し列車の車体らしく見えるように修正しています。
塗ってしまったところの絵の具を落とすには、腰の強いナイロンの筆が適しています。小さな平筆は重宝します。ナイロンの筆に水を含ませ、絵の具をこすってティッシュで吸い取ります。筆の水は少なめに。
トールペイント用の筆なんかがオススメ。

1204SFStation550.jpg
完成。出来上がりを見て、トリミングをより横長にしました。
Thank you!

10:00 a.m. San Francisco Station
サイズ:23×36cm  紙:ウォーターフォード中目 300g
1707NewBlogBtn.jpg
新しいブログ

ポチッと応援おねがいします。
にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村

自宅クラス
第2土曜、第4月曜、若干名 空きがあります。 こちらのフォームからご連絡ください。

※画像をクリックすると大きな画像が開きます。


コメントを頂ければ幸いです。
一番下の「Comment」をクリックするとコメント欄が開きます。↓
+++++++++++++

posted by くどうさとし at 15:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | サンフランシスコ駅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
1707NewBlogBtn.jpg 新しいブログ