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2013年04月18日

キャンソン100と言う水彩紙に描きました。Early Spring その1

キャンソン100という水彩紙、日本では販売されていません。
キャンソンといえば奥津国道先生がお使いのキャンソンモンヴァルという水彩紙が有名です。日本の画材サイトにも様々な紙がラインナップされています。
しかし、意外なことにアルシュやファブリアーノのようなコットン100%の紙が見あたりりません。カラーペーパーのミ・タントがコットンを50%含んでいるだけです。
実はキャンソンにもコットン100%の水彩紙があるのですが、日本では販売されていないようです。それがこの、「キャンソン100」という水彩紙。オモテとウラで目がちがい、中目(コールドプレス)と荒目(ラフ)の両方使えるというふれ込みです。アメリカの画材店で見つけたので、注文してみました。

1304Canson100.jpg
届いた「キャンソン100」水彩紙。大きさは他の水彩紙と同じ760×560mmくらいです。

1304Canson100_2.jpg
サイトで注文する時、間違えて640gの厚い方を選んでしまいました。640g=300lb(ポンド)と表示されるので、つい300gと勘違いしてしまいます。早くメートル法を批准してほしい!!。これだけ厚いとボール紙のような感じです。

1304Canson100_3.jpg
表と裏のクローズアップ。荒目の方は結構荒く、中目の方はかなり滑らかです。アルシュやウォーターフォードのナチュラルよりも地色が白くなっています。

1304Canson100_4.jpg
分厚いので水張りの必要はないと思いましたが、水を吸うとどのくらい反るかわからないのでパネルに水張りしました。

1304Early-spring00.jpg
描くのはこの風景。早春の畑でたき火の煙がたなびいています。赤いトタン屋根の農機具小屋が印象的。
次回から描く手順をステップバイステップでレポートします。

(その2に続く)

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posted by くどうさとし at 18:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | たき火 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月22日

キャンソン100/Early Spring その2

1304EarlySpring01.jpg
最初に輪郭だけの簡単なスケッチを描きました。鉛筆を走らせて驚いたのは、その書き味。他の水彩紙にはない素晴らしい滑らかさでした。表面はやや硬い感じがします。
スケッチが終わったら、白く残したい細い線をマスキングインクでマスキングしました。ボクは普段マスキングをペンで描くのですが、Gペンの走りも素晴らしく滑らか。最高に描きやすい紙です。

1304EarlySpring02.jpg
たき火の煙と小屋を残して水を塗り、ウェットインウェットでファーストウォッシュ。このへんは普通に出来ます。他の水彩紙とそう変わらない感じ。色は少し浅くなるようですが、これは目が細かく地色の白い水彩紙全般にいえる特徴です。白い水彩紙の中ではアヴァロンに次いで色が乗る方だと思います。
たき火の煙は境界をティッシュで絵の具を吸い取って、はっきりした輪郭が残らないようにしました。
乾いてから薄い色を残したい部分に、再びマスキングインクを塗ります。

1304EarlySpring03.jpg
中間調を塗りました。時には他の色を滲ませてグラデーションにしたり、筆の穂先をバラバラにして木の葉の感じを出したりして描いていきます。一番目立つ屋根の色は赤をうすく塗っておき、赤茶、紫を滲ませました。最初のウォッシュでにじみ止めが弱くなるようです。2回目は水の吸い込みが速くなりました。一回目より速くかわくので、素早い筆遣いが必要です。
シャドウの中の中間調を残したい部分にマスキングインクを塗ります。3回目。

(その3へ続く)

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posted by くどうさとし at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | たき火 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

キャンソン100水彩紙に描きました。Early Spring フィニッシュ

1304EarlySpring04.jpg
3回目のマスキングが乾いたら、より濃い部分の色を塗っていきます。林のあいだの暗い部分や屋根の下、小屋の中など。こういう暗いところをしっかり濃くすると絵がキリリと締まり、メリハリのある絵になります。特にメインの小屋の影はしっかり描くことが大切。

1304EarlySpring05.jpg
シャドウを塗ると、(シャドウとの対比で)もう少し色があった方が良いところや、もっと濃くしたい部分が出てきます。バックの林に薄い色を重ね塗りしました。薄い色を重ね塗りするテクニックはグレージングです。林の中の白っぽい部分にも色を重ねて、たき火の白とさができるようにしました。
地面も色を重ねます。地面には茶色(バーントシェンナ・バーントアンバー)だけだと物足りない感じになりますので、紫も加えて味のある色合いにしました。

1304EarlySpring06.jpg
すべての絵の具が乾いたら、マスキングを剥がします。手荒くこすると紙の表面が剥げるので、優しくこすり取りましょう。
マスキングを剥がすと白いところがやたらと目立って浮いた感じになりますので、薄い絵の具を重ねて白さをおさえます。

1304Bonfire750.jpg
最後に煙の輪郭や木々の重なった境界を、水をつけたナイロンの筆でこすって絵の具を溶かし、ティッシュペーパーでおさえて吸い取りました。乾いた絵の具を溶かして吸い取る技法はリフティングです。リフティングは紙の性質によって良く取れたり取れなかったりしますので、いろいろな紙で試してみて下さい。このキャンソン100はファブリアーノと同じくらい良く取れました。
サインを入れて完成です。題は「Bonfire」(たき火)にしました。

Bonfire
サイズ:35.4×24.7cm 紙:キャンソン100水彩紙 640g



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posted by くどうさとし at 19:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | たき火 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする