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2006年09月26日

水彩絵の具……日vs英

comp-blue.jpg

水彩絵の具は種類が多い。学校で使った、おなじみの「ぺんてる」「サクラ」から、高級品はひとつ1000円もするフランス製も。

画材店に行くと、透明水彩コーナーには「ウィンザー&ニュートン」(W&N・英)と「ホルベイン」(日)の2つは大抵、置いてあります。価格はW&Nが3倍高。プロもアマチュアも水彩を描いている人は、W&Nや「ラウニー」(英)を使っている人が多く、ホルベインという人はあまりいません。はたして、値段ほどの違いがあるのか?。水彩紙にW&Nとホルベインを塗って比較してみました。

W&Nは紙の中まで絵の具が入っていくような感じで、色は深みがあり、シャープで透明です。ホルベインは紙の表面にとどまる感じで、ムラなくやわらかい仕上がり。発色はどちらも良く、ホルベインは値段を考えると大健闘です。

W&Nの深み、シャープさを何者にも代え難いと考えるか、3倍の価格差程の違いはないと考えるか、う〜ん、悩ましい。ボクは……両方使ってます。

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2007年03月28日

パレット

水彩画のパレット

水彩画のパレットは、どんなものを使ってます?

画材店には色々な水彩用パレットがありますが、
今使っているのは、ホーローのバットです。
ホームセンターのキッチン用品売場などに置いてあるやつ。

ホーローと、ステンレス製とありますが、
白いホーローじゃないと、水彩絵の具の色がわからないからね。

20年くらい昔、佐々木悟郎さんの本に「ブッチャーズトレイ」を使っているとあったので、
さっそくまねをしてみました。
これを使いはじめたら便利なので、もうこればかり使っています。

画材店にあるホーローの水彩用パレットはいいのですが、
値段が高い!、面積が狭い!(笑)。
ホーローのバットは広い!!
仕切がないので、溶いた絵の具が混ざやすいのだが、
面積が広いので、混ざってほしくない絵の具は離して置けば問題なし。

作りたい色によって、同じ絵の具を何カ所かに出すこともできます。
いらなくなった色は、キッチンペーパーでふき取ればOK。
大して高いものではないので、(400円から1,000円くらい)試してみてくだせー。

なるべくバットのまん中が盛り上がってない、平らに近いものを選んだ方が使いやすいので、お店が何軒かあれば見比べてみて、なるべく平らなものをさがしておくれ。

写真右の湾曲したパレットは、カレーにそえるチャツネなどを盛るお皿。
絵皿がいっぱいくっついているみたいで、いーでしょ?
単色を溶くのにも便利です。

これで、スパッタリング用の歯ブラシを買えば、
ホームセンターで、最強の水彩3点セットの完成。
(ホーローのバット、キッチンペーパー、歯ブラシ)
バットがすっぽり入る大きな密閉容器があれば、ほこりよけに最適。
ホームセンターは第二の画材やさんです。

(絵の具と筆と紙は、ホームセンターじゃなく、本物の画材やさんで。)






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2008年03月22日

水彩画メイキング ホックニーのBiggerSplash

BiggerSplash01.jpg

3月は仕事が目白押しで、なかなか時間が空かない。絵を描く準備もままならず、なかなかスケッチにも行けないので、画集から題材を取って描いてみることにしました。模写ですが、そっくりに描くことや、巨匠のテクニックの研究ではなく、同じ絵を水彩で表現してみようと言う趣向。

 選んだのが、ポップアートの巨匠、デヴィッド・ホックニーの「A Bigger Splash」。学生時代にはウォーホールと並んで影響を受けたアーティストです。

BiggerSplash011.jpg

本画は正方形のプロポーションですが、無理矢理、横長の絵にしました。
紙はミューズケナフ、B4のパネルに水張り。
スケッチ→マスキング→プールの水と空→影→残りを薄いところから順に彩色 と言うのが一応考えた手順です。

正方形の絵を横長に写したので、もとの絵とはモチーフの縦横が違いますが、不自然にならないように描いてます。
マスキングは水しぶきと、ディレクターズチェアのハイライト、草とパームツリー、など、ハイライトで白く残したいところ。建物の窓枠は塗り残すことにしました。
マスキングインクは、ごく薄い中性洗剤溶液で倍に薄めてGペンで描いてあります。
この後、空とプールの水を塗る予定です。

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2008年03月25日

水彩画メイキング ホックニーのBigger Splash その2

BigerSplash02.jpg

はじめにプールの水と空を塗りました。
空はあらかじめ水を塗って湿らせておいて、ウェットインウェットで塗りました。空のマンガニーズブルーが乾かないうちに、雲を描きます。原画には雲はありませんが、一様な空では変化がなくて水彩らしくないので、雲を描くことに。
雲を描きたい場所に筆で水をポンとたらすと、水が絵の具を押しのけて広がり、雲のようになります。ティッシュペーパーでぽんぽんと雲のエッジやハイライトを拭き取ると、もっと雲らしくなります。続いて雲の陰をグレーで入れます。陰を入れると雲が立体的になります。
プールの水はウェットインウェットではなく、水色を直接塗っています。ほぼ同じ色ですが、ウェットインウェットのほうが色が薄く、ぼけた感じになるのがわかります。

BigerSplash021.jpg

プールの水は湿らせないで、たっぷり溶いたマンガニーズブルーを一気に塗りました。飛び込み板と水しぶきは塗り残してあります。また、水しぶきのまわりの水面は水をにじませて明るくしました。こちらも空同様、変化をつけるために紫色などをにじませています。

BigerSplash03.jpg

乾いたら、シャドウの部分を先に塗ってしまいます。この絵なら後からシャドウを入れても違和感はないかもしれませんが、シャドウが無用に目立たないように先に塗ることにしました。
そのあと、飛び込み板と建物の屋根、パームツリーの葉っぱなどを塗ってあります。

次はほかの所を一気に仕上げて、マスキングインクを剥がして完成させたいと思います。

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2008年03月28日

水彩画メイキング ホックニーのBigger Splash 完成

A-Bigger-Splash500.jpg

色の薄いところから順に塗って仕上げました。プールサイドや建物の壁面は一色で塗ってしまうと、ただでさえ素っ気ない構図の絵がさらにさびしくなってしまいます。そこで、同系色をちょっとにじませたり、水のにじみをつくったりして、変化をつけています。

Bigger-Splash032.jpg
水をにじませて壁に変化をつけたところ

ながーい直線を塗るのはちょっと大変ですよね。そこで、今回は「溝引き」をしました。
溝引き(みぞびき)というのは、筆と物差しとガラス棒で直線を描く方法です。アクリルの直定規で、目盛りがない方に溝があるものを見たことありませんか? あの溝に先が丸いガラス棒を滑らせて、一緒に持った筆で直線を描きます。筆とガラス棒は箸を持つようにして持ち、ガラス棒を定規の溝に、筆は紙の上にふれるようにして、そのまますーっと溝を滑らせれば、筆も一緒に動いてきれいな直線が引けます。両手を使うので説明用の写真が撮れず、わかりにくいかもしれませんが、「溝引き」で検索すればきっと解説が出てくるんじゃないかと思います。
今回は、あまりびしっとした直線だと絵の雰囲気を損なうので、溝引きするときに微妙に揺らして引きました。

最後に、マスキングインクを剥がして、壁ぎわの植え込みを描きたして終わりにしました。

ふだん、自分では絶対描かないような構図の絵を描いてみるのは、なかなか新鮮な体験です。表現の幅を広げるのには効果的かも。皆さんも好きな絵があったら、水彩にアレンジして描いてみるとけっこうおもしろいですよ。印象派でも、ポップアートでも、何でもOKですが、ポップアートの作品は構図もモチーフも単純なものが多いので描きやすいと思います。

ただし、出来上がった作品は、決してオリジナルとは言えないので、練習にとどめて公募展などには出品しない方が無難です。


紙:ミューズケナフ  サイズ:254×203mm 
絵の具 マンガニーズブルー、トランスパレントイエロー、パーマネントローズ(以上W&N)
    バーントシェンナ、ウルトラマリンライト(以上ホルベイン)

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2008年08月19日

省略!!!

0808Pond.jpg

 細かく描かない練習。
 ディティールを細かく再現した絵のすばらしさを表現した言葉に「神は細部に宿る」というのがありますが、水彩画では「神は省略されたウオッシュに宿る」、如何に省略するかが水彩画の「醍醐味」です。
 写真から制作していると、どうしても細かいところを描きたくなるので、いつもディティールにこだわるクセがついてしまいます。あまり細部にこだわると、水彩のみずみずしさが失われてしまうことも。時には思い切って省略した絵を描いて、みずみずしいお肌を取り戻そう。(笑) 

 この絵は、千葉県は長柄町にある小さな池です。まわりはいろんな種類の木々に囲まれて、水面には葦やら睡蓮やらが生えています。木々は一本一本独立して生えているし、睡蓮の葉っぱも一枚一枚識別出来ますが、それらをなるべく描き込まないで、木々の生えている感じや、睡蓮が水面に生えている様子を表現してみます。
 
 遠景、中景の木は、一本ずつ描かないで木の固まりとして描いてしまいます。木も葉っぱも描かないで光の濃淡だけ描けば、なんだか木が密生していように見えませんか?
睡蓮の葉っぱも一枚一枚描くのではなく、すべて省略してしまいます。そして手前の葉っぱだけいくつか描けば、ほら、なんだか睡蓮が群生しているみたいに見えてくるでしょう?

 ふだんボクが描く絵は、結構細かく描いているように見えるかもしれませんが、あちこちずいぶん省略して描いています。いかにうまく省略するかが、絵の正否を分けると言ってもいいでしょう。上手に省略出来た絵はみずみずしくて、しかもディティールも見事に描かれているように見えるのです。まあ、いつも成功するとは限りませんが……。

 これが水彩画の面白さのひとつです。もちろん、水彩画にはほかにも魅力がいっぱいありますが、省略こそが水彩画の醍醐味です。

サイズ:17.5×31cm 紙:ミューズケナフ(スケッチブック)
絵の具:コバルトブルー・ヒュー、バーントシェンナ、マンガニーズブルー、カドミウムイエローライト(ホルベイン)
    パーマネントローズ(W&N)

タグ:テクニック
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2008年11月05日

メリークリスマス(静物第4弾)

 もうすぐクリスマス(笑)。いやいや、クリスマスカードを出すなら、そろそろ用意しないと。と言うわけで、ちょっと早いけど、クリスマスっぽい絵を描きました。
(最後にクリスマスカードのpdfをアップしてあります。良かったら使って下さい。)
 モデルは、お茶の水のCLCで買った、天使と羊飼いの置物です。紙は前回に続いてファブリアーノ・クラシコ5。ちょっと発色が派手で深みのない感じですが、華やかにしたい絵にはいいかも。あまりビビッドな絵を描くと、品のない絵になるかもしれないのでご注意を。

0811christmas1103_500.jpg

(今回からサムネール表示にしました。クリックすると大きな画像が見られます。)

 日の当たるところに2つ並べてスケッチをしました。途中で休憩すると太陽が移動して影が変わってしまうので、休まずスケッチ。彩色は、お天気まかせでいつになるかわからないので、だいたい同じ角度に光が当たるようにスタンドで光を当てて描くことにしました。人形が青い衣装なので、青と黄色のイメージにするつもりです。

0811christmas1104_500.jpg


 まずは背景から。背景を水で湿らせて、ブルー〜パープル〜マゼンタの絵の具を置いていきました。すべてウルトラマリンとパーマネントローズの混色です。さらに、その下にイエローをポンポン置いたら少し乾くまで待ちます。待っている間に、天使と羊飼いの衣装をブルーで塗ったり、茶色をにじませて陰影をつけたりします。
 背景が乾いてきたら、指先にちょっぴり塩をつけて、画面の上でパラパラと落としました。また、塩をまかなかったところには、きれいな水でにじみを作ったり、茶色を少しにじませたりして、色は薄いものの複雑なテクスチャーを作りました。ここまで筆を休めずに一気に塗り、乾かします。

 あとは、主に陶器の人形の陰影をつけて行きます。濃いめの紫やバーントシェンナをちょっぴり塗って、水をつけた筆でぼかしていきます。塗った絵の具がたっぷりだとぼかしの幅も広くなり、ちょっぴりだとぼかしの幅はせまくなります。たとえば、淡い色で緩やかなグラデーションにしたければ、濃いところに淡い色をタップリのせて、水をつけた筆でぼかしたい方を塗ると、広いグラデーションになります。反対に少し色を塗ってぼかすと、せまいグラデーションに。

 最後に長い影と濃い小さな影をところどころに入れてちょっぴりスプラッタリングを飛ばしたら完成。人形の長い影は実はそれほど濃くありません。あまり濃い影を描くとそこだけ浮いてしまうので、薄目に描くとうまくいきます。

0811christmas700.jpg


この絵を使って、クリスマスカードを作りました。(pdf)
良かったらダウンロード、プリントして使って下さい。
       ↓
2008chrisrmascard170.jpg


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2008年12月29日

水彩メイキング:イルミネーション

 このあいだ訪問させていただいた青木美和先生の水彩画教室で、皆さんが取り組んでいた課題をボクも描いてみました。
 題材は青木先生が撮影した、とあるホテルのエントランスへと続く道沿いに設けられた、クリスマスイルミネーションの写真。写真の掲載許可をもらってくるの忘れてしまったので、写真は公開できませんが、教室で習った手順でボクが描いた絵を順番にお見せします。

1218illumination0_480.jpg


 はじめに、頂いてきた課題の写真を見ながら、簡単にアタリをとります。画像ではよく見えるように濃くしましたが、ホントは鉛筆で薄く描いてあります。左側に並木があって、クリスマス用の小さなライトがたくさん。右側は道路。遠くに雪を頂いた山並みが薄く見えています。時刻は夕暮れ。

1218illumination480.jpg


 画面全体を水で湿らせてからイルミネーションの光をウェットインウェットで塗ってしまいます。後で並木のシルエットを濃い絵の具で塗るので、ライトひとつひとつを塗る必要はありません。トランスパレントイエローと、ちょっぴりパーマネントローズを混ぜたオレンジを使いました。同時に空と道路などの薄い色を置いていき、適当にぼかしができたところでドライヤーで乾かして定着します。

1218illumination02_480.jpg


 乾いたら、遠景の山並みを描きます。ここはごく薄く、遠景なので青みがかった色合いで描いていきました。フレンチウルトラマリンとパーマネントローズを使っています。遠景のモチーフを薄く青っぽく描き、近くにあるものを濃くはっきり描くと遠近感が出ます。空気遠近法といいます。

1218illumination03_480.jpg


 次に中景の木立や建物を描いていきます。木立はシルエットになっているので、一本一本の木を描くのではなく、木立の集まり全体を描いていくような気持ちで。遠景を描いた紫にバーントアンバーなどをちょっと混ぜたりして、2〜3色のぼかしで描いていきます。
 建物は、あまり建物の細部を正確に描く必要はなく、窓やドアに見えるように四角やタテヨコの塗り残しをつくって、それらしく見せます。木立も建物も遠景の山並みよりは濃く、でも濃くなりすぎると最後に塗る並木のシルエットとコントラストがつかなくなるので、濃すぎないように注意します。

 最後に左側の並木や、道路の濃いところを塗るのですが、その前にイルミネーションの光をマスキングしておきます。マスクした上に濃い色の並木を塗り、道路や並木の奥の地面などを塗りますが、このとき、雪の積もったところは塗り残すようにして塗っていくと、白い積雪が現れてきます。あとは雪に少し濃淡をつけたりして微調整して終わりです。

0812ill720.jpg


 教室ではここまででしたがもう一歩進めて、イルミネーションの光のまわりをまあるく拭き取り、ぼんやりした光の環を描いてみました。写真ではイルミネーションは1色ですが、光の環に赤や青や緑を塗ってカラフルにしました。

 使った水彩紙がストラスモアで、また冬の乾燥した空気のせいもあり、絵の具の乾きが早くてちょっと描きにくかったかなぁ。乾きの遅い荒目の水彩紙、アルシュやウォーターフォードなどを使えばもっと良くできたかなと思います。

サイズ:297×210mm 水彩紙:ストラスモア・インペリアル 300g

※写真をクリックすると大きい画像が開きます。


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2009年01月15日

イメージの合成 コカコーラと焼き栗?

Cocacola01.jpg


 このぽつんと立っているコーラの販売機、なんかおかしいでしょ? この道は個人の家へ続いているだけの私道なのに、自動販売機が置いてある。思わず笑ってしまうけど、これ、うちの近所です。いかにも田舎っぽいね。

 何でこんな写真を撮ったかというと、この自動販売機をみたとき、ある絵を思い出したからなのだ。それは、アンドリュー・ワイエスの「焼き栗」。(去年展覧会がありましたね)
                   ↓ ↓
Cocacola02.jpg


 なんかこう、人っ子ひとりいない田舎道の道ばたで、来るか来ないかわからないお客さんを辛抱強く待ち続ける青年の、ちょっぴりやるせない寂しさと古き良きアメリカ人の辛抱強さ、頑固さが出ていて好きな作品なんだけど、これが、あのコーラの自動販売機にオーバーラップしてしまったのです。辛抱強い販売機。(笑)

 それで、そのぽつんと場違いなところで辛抱強くお客さんを待つ販売機の絵を描いてみました。写真の道は農家へ通じているけど、それを地平線までも続いている道ということにして、地平線の写真と合成。空も青い空、白い雲の写真を合成してイメージをつくってみた。

イメージの合成に使った参考写真↓
Cocacola04.jpg
Cocacola03.jpg


 合成は特にPhotoshopなどの画像処理ソフトを使うまでもなく、水彩紙の上へスケッチして合成した。最初にコーラ販売機の位置と大きさを決める。コーラの販売機のパースに合わせて地平線を決める。販売機の上下の辺を伸ばして交わったところ、消失点が、地平線の位置。下辺が草で隠れているので正確にはわからないけど、見た目でおかしくなければOK。
 地平線の位置に水平線を引き、合成用の地平線の写真から、遠景の木立などを描き込む。さらに、合成用の空の写真の雲を描き加えて、下書き(イメージ)は完成。

 今回は、イメージの合成がテーマなので描く手順は省略しますが、ワイエスに触発された絵なので、ちょっぴりホワイトのガッシュでドライブラシを入れました。

Cocacola720.jpg


 ぽつんとさびしく、頑固に立ち続ける現代の焼き栗売り、コカコーラ自動販売機です。

サイズ:315×210mm 紙:ウォーターフォード荒目300g
ワイエス出典:1974年国立近代美術館 ワイエス展のカタログより

※写真をクリックすると大きい画像が開きます。


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2009年01月27日

まっち水彩絵の具

 先日、長男が通ってるデザイン学校で生徒のプレゼンがあったんで、家内と一緒にお茶の水へ行ってきた。↓

090124Pre.jpg
プレゼンの様子


 これが何でまっち水彩絵の具と関係あるのか?……というと、……あの、まっち水彩絵の具を売っている画材店「トゥールズ」がお茶の水にあるからなのです。昔はトゥールズじゃなくて「いずみや」だったなぁ。学生時代はお世話になりました。

 というわけで、トゥールズでまっち水彩絵の具を長男に買ってもらった、なんと!。 遅いクリスマスプレゼントだそうだ。
 選んだのはセットじゃなく、マゼンタ、イエロー、ウルトラマリン、ブラウンの4色。まっちには「ベイシックカラー 3原色セット」というのがあるんだけど、セット中のブラック、ホワイトのかわりに、混色で作るのが面倒なブラウンを選んで、「くどう流3原色セット+」にしてみた。

MatchColor480.jpg


 まっち水彩絵の具といえば、野村重存先生や、イラストレーターのMariさんが使っているので有名。
 1ミクロンの顔料、安全な成分、リーズナブル、混色しても彩度のおちないなど、素晴らしい点ばかりだが、はたして……。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、さっそくまっちを使ってみました。色は、おお! この赤い色は、まさにMariさんのイラストの色だ。う〜ん、なるほど。まっちは絵の具の体系がW&Nやホルベインとちがっていて、コバルトブルーとか、パーマネントローズとかいうおなじみの色じゃないし、色数も少ないこともあって、混色すると「まっちっぽい」カラーになるのかもね。

0901Apple480.jpg


 ふだん使っているのと違う色で描いているので、全体の色味がすこし違うという感じはするけど、使い勝手はホルベインやW&Nなどと変わらない。マゼンタとウルトラマリンの混色(紫)は特に素晴らしい。マンガニーズブルーのような色がないので黄緑は作りにくいけど、ウルトラマリンとイエローでもちゃんとグリーンになった。暗い色、いつもボクがウルトラマリンとバーントシェンナで作っている色が、まっちだとちょっと明るい感じだ。こげ茶を混ぜればいいかも。

 まだ一枚描いただけだけど、使い慣れればいいんじゃないかと思う。今回はウォーターフォードの荒目を使ったので、顔料の大きさ1ミクロンという実力を発揮していないかもしれない。もっといろんな紙で試して、また皆さんに結果をお知らせします。


★まっち水彩絵の具はこちらのトゥールズウェブショップでも買えます。★


紙:ウォーターフォード荒目300g サイズ:250×180mm
絵の具:まっちベーシックカラー マゼンタ、ウルトラマリン、イエロー、ブラウン

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