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2008年11月19日

入道雲 メイキング

 クラシコ・ファブリアーノという水彩紙を買ったので、使ってみました。ファブリアーノはイタリアの水彩紙で、13世紀の創業、かのレオナルド・ダ・ヴィンチもファブリアーノの紙を使ったという、由緒正しい水彩紙です。クラシコファブリアーノは粗目で、ややクリーム色がかった紙です。ボクが買ったのは厚さが200g、B2判くらいの大きさで700円くらいだったと思います。前回使ったクラシコ5とちがって、こちらはコットン100%。
(画像をクリックすると大きな画像が開きます。)

0811ThunderHead1801.jpg


 今回描いたのは、以前にも描いたことのある入道雲です。雲のてっぺんが王冠のようになっていて印象的でした。水張りしたファブリアーノに簡単なスケッチをしたら、遠くにある車をマスキングインクでマスキングします。植木の部分にも点々とマスキングインクを置いていきました。後で葉っぱの隙間のようになります。

 乾いたら、平筆を使って全体をまんべんなく水で濡らします。光にかざして、乾いているところがないようにします。塗っているうちに乾きはじめたところは、水を追加します。
 ちょうど良い乾き具合になるまで置いておいて、使う予定の絵の具を溶いておきます。空の面積が広いので、タップリ絵の具を用意しました。粗目の水彩紙は乾きが遅いので助かります。

0811ThunderHead1802.jpg


 はじめに空を塗りました。マンガニーズブルーをにじませながら、雲は塗り残すように。ほっておくと、雲の部分にまでにじんでくることがあるので、ティッシュで雲の輪郭をポンポンとたたくようにして水分を吸い取ります。こうすると、にじみが水分のないところで止まります。いろんなところで応用できるテクニックです。
 空が終わったら、雲の濃淡もつけていきましょう。雲は白いものという先入観がありますが、意外と濃淡があって、ホントに白く輝いている部分はわずかです。薄くても濃淡をしっかりつけると、雲が立体的になります。

0811ThunderHead1803.jpg


 全体が湿っているうちに、地上の赤っぽい色をした植木と遠くに見えている林の色もにじませました。空の部分に緑や赤がにじんでしまいますが、後でもう少し濃い絵の具で色の濃いところを描いていくので大丈夫。こうして薄い色をにじませておくと、水彩画らしい感じが出ると共に、空気も表現できます。
 少し乾いたら、林と植木の部分には塩をまいて、まだら模様を作りました。

0811ThunderHead1804.jpg


 ここまで、全体が湿っているうちに一気に描きました。粗目の水彩紙は乾きが遅いのでウェットインウェットがやりやすいですね。ファブリアーノのにじみ具合もいい感じです。この後は細部を描き込んでいきます。


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posted by くどうさとし at 23:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 入道雲 メイキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

入道雲 メイキング2 完成

0811ThunderHead1901B.jpg


 ウェットインウェットが乾いたら、細部を描いていきます。前半でも言いましたが、雲は真っ白ではなく、陰影があります。“あまり濃くない”ブルーグレーや沈んだ紫などでもう少し陰影を描き加えました。

0811ThunderHead1902B.jpg


0811ThunderHead1903B.jpg


 一部分を拡大してみました。上が陰影をつける前、下がつけた後です。雲はもこもこしていてはっきりした陰影が無いように思いますが、空の雲をよく見ると、薄いながらもくっきりした陰影がついているのがわかるでしょう。「薄いながらも」というところがミソですね。雲の一番白いところは、太陽の光をぴかっと反射していて、水彩紙の地の白よりもずっと明るいのです。それで実物の雲をよく観察すると思っていたより陰影が濃いという印象を受けます。でも、水彩紙の地の白は雲の白より暗いので(笑)影も薄目にしないと不自然にドラマチックな雲になってしまいます。「薄く、くっきり」が雲の陰影です。

0811ThunderHead1904B.jpg


次に赤茶色の植え込みと、遠景の林を描き込みました。植え込みは一直線に塗るのではなく、筆の腹を縦にポンポンと置いていく感じで描いていきます。手前になる右側が長めの筆跡で、左に行くにしたがって短かくなるように、力の入れ加減で調節しました。

0811ThunderHead700.jpg


 マスキングインクを剥がしたら、車を描きます。また、右手前の地面に駐車場の白線を白い絵の具で入れました。これを入れると、平らな地面が広がっているという感じを演出できます。ホントはずっと向こうまで白線があるのですが、描き込むとわずらわしい感じになるので手前の白線だけ描き入れました。

 初めてクラシコ・ファブリアーノという水彩紙を使いました。発色は同じファブリアーノのクラシコ5同様、派手な感じがします。でも、色味はもっと深みがあります。粗目なので絵の具の乾きが遅く、ゆっくり描くことが出来るのも利点です。にじみもキレイでした。

サイズ:330×210mm 紙:クラシコ・ファブリアーノ200g
絵の具:パーマネントローズ、トランスパレントイエロー(W&N)
    マンガニーズブルー、ウルトラマリンライト、バーントシェンナ(ホルベイン)
    しろ(ぺんてる)

※画像をクリックすると大きい画像が見られます。
※最後の感性画像のみスキャナーでスキャンしています。他はデジカメ。

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