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2007年06月08日

水彩画メイキング BigDip-その1

メイキング01スケッチ


前の記事で掲載した、「BigDip」のメイキングをやってみます。
あなたの制作の参考になれば嬉しいです。

▲!(注意)
・描き方は人それぞれなので、こうしなければいけないというモノではありません。
・自作自演なので、不完全なところはお許し下さい。

BigDipメイキング-その1 
 準備と下書き(スケッチ)

BigDipメイキング 資料


 今回は写真やスケッチなどの資料を基に描きます。上の写真は参考にしたスケッチと写真です。他にも、数枚の写真とスケッチを資料に使っています。

 パネルに水張りした水彩紙(今回はラングトン)を用意して、構図を練ります。いきなり描かずに別の紙に鉛筆でスケッチしてみるのもいいけど、ボクはずぼらなので、いきなりスケッチを描いてしまいました。

 おおざっぱな線で主題になるモチーフをざざっと描いたら、それはほっといて、テレビを見たりコーヒーを入れたりします。一息入れたあと、改めてスケッチを見てみて、OKなら細部を描き込みます。気に入らなければ練りゴムで消して描き直します。

 ボクの場合、鉛筆の線は残さない描き方なので、練りゴムのさきっちょをとんがらせて、いらない線をなるべく消していきます。細部を描き込むときに、どこまで細かく描き込むか、どこを省略するか、考えながら描いていきます。だいたい、主題となるモチーフは細かく描き込み、遠景は省略すると、絵がキリッとします。文字で書くと難しそうですが、やってみれば割とすんなりいきますよ。スケッチは辛抱がいりますが、焦らず、ゆっくりすすめましょう。

 いちばん上の絵はだいたい細部まで描き込んだところ。看板の四角は三角定規で目安の水平をきっちり引いています。水平線は曲がると目立つので、人工的な構造物では、定規でアタリを描いてしまう方がいいと思います。
(次回は、彩色の計画と、マスキング)

 苦情とご質問はコメントに書き込んでね。
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2007年06月09日

水彩画メイキング BigDip-その2

BigDipメイキング-その2
彩色の計画

 彩色の計画などと書くと、むずかしそうですけど、水彩は修正があまりできないので、絵の具で描き始める前に、どういう風に描いていくか手順を決めます。


bigdip0211.jpg


 この絵の場合は、あまりキチンと描くと堅苦しい絵になりそうなので、空とアイスクリームの部分は「ぼかし」で色をのせて、ふわっとした感じにすることにしました。

1最初に、ネオン管の白い部分をマスキングインクでマスキングします。
 マスキングインクは、つけペン(Gペン)で描きます。

2空とアイスクリームの部分(下の写真の水色の部分)に水を塗って、
 その上に空の青とアイスクリームの黄色、ピンク、グリーンを
 のせていくことにします。(ウェットインウェットという技法です。)


bigdip022.jpg


3雲の部分はティッシュでポンポンと押さえて絵の具を吸い取って
 白い地が残るようにします。

4影の部分に絵の具を塗ります。

5看板のその他の細部まで色をぬります。

6マスキングインクをおとして、鉛筆のあとを消しゴムで消して完成。

こんな手順を、描く前に考えておきます。

(次回は、マスキング)
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2007年06月11日

水彩画メイキング BigDip-その3

BigDipメイキング-その3

今日はマスキングです。

bigdip021.jpg


 マスキングとは、紙の地を白く残しておきたいところに、マスキングインクを塗って絵の具が付くのを防ぐ技法です。
 マスキングインクは、液状のゴムのようなものです。筆やペンにつけて描きますが、そのままでは粘性が高くて、スムーズに描けません。そこで、中性洗剤をちょっぴり溶かした水に筆やペンを浸してから、マスキングインクをつけるようにすると、うまく描けます。詳しくは、こちらを参考に。

簡単マスキングインクのチップス

 看板のネオン管は白くしたいので、一番最初にマスキングインクでネオン管をマスキングします。上の画像では、ちょっと見にくいのですが、アイスクリームの部分や、BigDipの文字の中のネオン管にペンでマスキングインクを塗ってあります。(見やすいように画像の一部分を拡大しました。水色の線の部分にマスキングインクを塗ってあります。)

bigdip0212.jpg


 マスキングインクが乾いたら、ウェットインウェットで空とアイスクリームの部分に色を置いていきます。
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2007年06月12日

水彩画メイキング BigDip-その4

BigDipメイキング-その4
ウェットインウェットで塗る

bigdip041.jpg


 空と看板に色をぬります。ここでは、ウェットインウェット(ぼかし)という技法で空とアイスの色をふわっととけ込ませるように塗っていきます。
 その後で、雲の部分を、にじみの技法とティッシュペーパーを使って描きます。また、地上の木立もウェットインウェットで一緒に描いてしまいます。
 絵の大半が、この工程で出来上がります。

 最初に、使う予定の絵の具をパレットに出して、色を多めに作っておきます。ウェットインウェットは待ったなしで色を置いていくので、必ず、使う予定の色はすべて作っておきます。

 つぎに、空と看板のアイスの部分に筆で水を塗ります。

bigdip042.jpg


 湿らせるわけですが、もたもたしていると端から乾いてきてしまうので、素早く塗っていきます。はじっこが乾きはじめたら、その部分に水を含ませた筆でポンポンと置くように水を追加します。
 塗り終わるころには、最初に塗り始めた部分がいくらか乾きはじめているので、パネルを傾けて乾きはじめた方に水が移動するようにして、なるべく均一に湿るようにします。

bigdip043.jpg


全体が塗れたら、光にかざして斜めから見ると、湿っているところが光って見えるはずです。水面のようにピカッと光って表面を水が移動する様子が見えるうちは、絵の具をのせるのには早すぎです。光っているところに紙の凸凹が見えてきて、表面を水が移動しなくなったら、そろそろ塗り時です。

bigdip044.jpg



 空は、フレンチウルトラマリン(ウルトラマリンライト)を一番上にひとふで塗ったら、つづけてマンガニーズブルーを塗っていきます。筆の跡が半分くらい重なるように塗っていきますが、看板のアイスの部分は適当に塗り残します。(どうせぼけるので、適当でいいんです。)
 次ぎに、看板のアイスの部分の色、パーマネントローズ、ビリジアン、パーマネントイエローディープを、ポンポンと置くように塗っていくと、空の部分と溶けあって、境界のないグラデーションになります。

bigdip045.jpg


 雲を描きたいところを、ティッシュでこれもポンポンと抑えるような感じでたたくと、空の絵の具がティッシュに吸い取られて、紙の白い地がでてきます。紙は湿っているので、また空のブルーが浸食してきますが、何度か繰り返すと白いままに残ります。小さな雲は筆にきれいな水を含ませて、それをポンと置くようにして描きます。すると、空のブルーが水にはじかれて、小さな白いにじみができます。ティッシュでカタチを少し描き出してもいいでしょう。
 空が乾かないうちに、両脇の木立も色を置いていきます。ちょうど良いボケ具合になったら、ドライヤーで乾かして定着させます。自然乾燥させると、ボケすぎてメリハリのない絵になってしまいます。
(一番上の画像は、ドライヤーで乾かす直前の画像です。)

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2007年06月13日

水彩画メイキング BigDip-その5

BigDipメイキング-その5
影をつける-フィニッシュ

BigDip051.jpg
>

 ウェットインウェットで色をつけたら、次ぎに影の部分を描きます。影といっても、日光によってできる影と、日陰と、2種類の影があります。影の方は輪郭がはっきりしていて、くっきりした影を落としますが、陰の部分は、例えば丸いものの陰のように濃いところから徐々に薄くなっていったりします。


BigDip052.jpg


 このBigDipの看板では、文字のある四角い看板の底がいちばん広い陰になっています。ほかに、アイスの境界や文字の中に陰の部分があります。広い陰を黒(グレー)一色で塗ると、落ち着いた絵になり、何色かの色を使うと華やかな感じになります。

 この絵ではビビッドなウルトラマリンやパーマネントローズとバーントアンバーを使っています。パーマネントローズなどの派手で明るい色をはじめに少しぬり、乾かないうちにウルトラマリン、バーントアンバーと絵の具を置いていくと、溶け合ってグラデーションになります。この時、絵の具の水気が少ないとうまく溶け合わず、水気が多すぎると色が薄くなって陰に見えません。多めの水で濃いめの絵の具を作るのがコツです。ちょっと矛盾した表現ですが。

 影の方は、わずかに看板の足の付け根に落ちているだけです。面積の狭い影や陰は、一色でかまいません。この場合も茶系やグレーを使うと落ち着いた感じになり、青や紫をつかうと派手な感じになります。ちなみに、ボクは、黒い絵の具は使っていません。バーントシェンナかバーントアンバーにウルトラマリンをまぜて黒やグレーを作ります。黒い絵の具は他の色と調和しないように思うので、黒は使っていません。。

BigDip053.jpg


 影と陰の彩色が終わったら、文字の中やそのバックなど、残りの部分に色をつけていきます。この辺は、それほど難しくはないので、ちょいちょいと筆を走らせていきます。文字のバックなどは、単調にならないように薄い色でグラデーションにしています。

 最後に、マスキングインクを消しゴムやラバークリーナーでそっと落として、サインを入れたら完成です。

BigDip


最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
あなたの水彩画制作の参考になれば幸いです。
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