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2009年12月02日

水彩紙 ガイド レビュー インプレッション コットン編

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 画家の福井良佑先生とお会いしたとき、透明水彩で「いちばん作品に影響を与える画材は何か」という話題が出て、結局、「水彩紙」だということで意見が一致したということがありました。紙の性質によって作品が大きく変わってしまうんですね。
 今回はちょっと水彩紙について考えてみます。

 水彩紙といってもいろいろあります。マーメイドやマットサンダースなども水彩紙として分類されているところを見ると、水彩紙という分類には透明水彩、不透明水彩、カラーインクなどが含まれているようです。透明水彩と不透明水彩では描き方がまったく違うので、「透明水彩」には?と思う紙も入ってるんですね。
 ※リキテックスなどのアクリル絵の具は「水彩」に含めません。アクリルは何にでも描けますから。

 じゃあ、透明水彩で描くときにどんな紙が適しているのか、これがみんな知りたいわけですが、人によって描き方が違うので、どれがいいとは簡単には言えないですね。鉛筆淡彩ならOKでも、水彩絵の具を重ね塗りする場合はNGという場合もありますから。
 そうはいっても、何かしら紙選びの指針が欲しいだろうと思うので、ボクがいままで使ったことのある紙について大雑把に感想を書きますね。まずはコットン100%の紙だけ。参考になれば幸いです。

はじめに水彩紙のスペック
●原料
 大まかにコットン(綿)とパルプ(木材パルプ)に分かれます。コットンのほうが高価です。
●厚さ
 紙の厚さは1平方メートルあたりのグラム数で表します。厚いほど描いたときの波打ちが少なくなります。まあ、でもこれは水張りすればすむ話です。もっと重要なのは、厚い紙のほうがたくさん水を含むことが出来るという点です。広い面積にウェットインウェットで描く場合は厚い方が断然有利です。普通は200〜300gあれば十分です。
●表面
 表面のデコボコさ加減で「荒目」「中目」「細目」とあるが、メーカーによってまちまちなので、どの目がいいかとは一概に言えない。たとえば、ウォーターフォード水彩紙の荒目はファブリアーノの中目と同じくらいです。
●大きさ
 コットンの水彩紙は全紙(インペリアルサイズ 760×560mm)が多いようです。パルプの水彩紙ではこの2倍のサイズもあります。また、B全判(1024×728mm)のものもあります。さらに大きなサイズが必要な場合は、ロールといって、障子紙のように巻いたものも売られています。

それではそれぞれの紙について簡単に感想を書きますね。

コットン100%の水彩紙
 コットン100%の水彩紙は高価ですが性能も最高。乾きがゆっくりなので、紙を湿らせてから塗るウェットインウェットや、広い面積のウォッシュにも最適。また、乾くと絵の具がしっかり定着するので、重ね塗りしても下の絵の具が溶け出さず、透明感を保つことが出来ます。透明水彩のあらゆるテクニックが使えます。
 それでは、それぞれの水彩紙のインプレッションを短く書いてみます。

1.アルシュ(フランス・アルジョウィギンス社)
 世界でいちばん有名な水彩紙。値段は全紙300gで一枚1,300円くらいで売られています。
 発色、性能、使い勝手は言うこと無し。出来がよすぎるせいか、ウォッシュが乾いたあとにエッジが出来にくい感じがします。また、絵の具の定着がよいのでウォッシュを重ねることも出来ます。あらゆる技法が使えます。荒目と細目、極細がありますが、細目が他の水彩紙の中目(コールドプレス)に当たります。
 難点は値段が高いこと。30%ほども一気に値上げされたあと、円高になっても値段が下がりません。独特のニオイは、サイズ(にじみ止めのこと。大きさではありません。)に天然の動物ゼラチンを使っているせいだとか。
アルシュの作例

2.クラシコファブリアーノ(イタリア・ファブリアーノ社)
 あのダビンチも使ったファブリアーノの水彩紙。クラシコファブリアーノという名で売っているのは日本だけのようで、海外ではファブリアーノ・トラディショナルホワイトという名前です。
 発色がイタリア的!! といったら分かりやすいでしょうか。明るくあっけらかんとした発色です。かといって、深みがないかというとそうでもなく、エッジもしっかり出来ます。アルシュと同じ、何でも来いの紙。目はやや粗く細目がウォーターフォードの中目とおなじくらい。値段は全紙300g一枚で800〜900円くらい。
クラシコファブリアーノ細目の作例
クラシコファブリアーノ荒目の作例

3.ワットマン(イギリス・ワットマン社)
 あのターナーも使った、イギリスの水彩紙。残念ながら製造中止になりました。
 大変クセのある水彩紙で、ものすごくサイズがきつくて、最初のひと塗りはあっさりとはじかれてしまいます。表面が弱く消しゴムでこすると毛羽立ちます。マスキングインクは剥がすときに表面も一緒に剥がれてしまうのでバツ。しかし地色の白さと相まって素晴らしい発色の紙でした。
ワットマン中目の作例1
ワットマン中目の作例2

4.ウォーターフォード(イギリス・ Inveresk Paper Company セントカスバーツ製紙工場)
 こちらもイギリス製。全てに中庸な水彩紙。クセもなく、あらゆる技法に対応できます。発色はアルシュと同じような感じで、サイズもほどよい。何といっても、性能の割には値段が安く、全紙300g一枚が700円〜750円くらいで売られています。特に欠点はないので、オススメ。中目と荒目がありますが、あまり差がない。細目は日本では販売されていないようです。
ウォーターフォード中目の作例
ウォーターフォード荒目の作例

5.ストラスモアインペリアル(アメリカ・ストラスモア社)
 アメリカ製の水彩紙。地色が白く発色は鮮やか。中目しか使ったことがありませんが、表面の凹凸が細かく、滑らかです。これもあらゆる技法に使えます。欠点はやや乾きが速いこと。広い面積をウォッシュで塗っていると、塗り終わる前に乾きはじめます。荒目ならもっと乾きが遅いかもしれません。地色の白い水彩紙としては、いちばんのオススメ。値段もウォーターフォードと同じくらいで、全紙300g一枚700円〜750円くらい。
ストラスモアインペリアル中目の作例1
ストラスモアインペリアル中目の作例2

6.ラングトン(イギリス・デーラーラウニー社)
 3年くらい前に数枚、描いたことがあります。以前はコットン100%だったと思うのですが、いつの間にかパルプの水彩紙に変わってしまいました。同じ品名でまったく素性の違う水彩紙にしてしまうというのは、メーカーの姿勢にギモンを感じます。しかも「ラングトン・プレステージ」というコットン100%の水彩紙を新たに発売している。これって、むかしの「ラングトン」じゃないのかなぁ。

※上記ラングトン=コットン100%という話は真相が解明しました。ボクが紙を買っていた画材店で独自にラングトン・プレステージを輸入販売していたんですね。しかも名前を「ラングトン」としか表記せずに販売していたので、ラングトンはコットンだとばかり思い込んでいました。輸入元のクサカベがプレステージを発売する前だったので、話がややこしくなりました。
改めてラングトンプレステージを使って作品を描きましたので、インプレッションを訂正しておきます。
描き味は地色の白い水彩紙としては描きやすいほうです。発色はすばらしく、乾いたあとの絵の具を落とすリフティングも簡単にできます。地色の白い水彩紙としては、アヴァロンと並んでおすすめです。
ラングトンの作例

以上、代表的なコットン100%の水彩紙についてレビューしてみました。使ったことがないものは取り上げませんでしたが、画材店で手に入りやすい水彩紙はこんなもんだろうと思います。

くどうさとしのオススメは(2009年現在)
金 ウォーターフォード 値段が安くて高性能です。
銀 ファブリアーノ   ウォーターフォードとそんなに変わらない値段で明るい発色が魅力。
銅 アルシュ      値段が高いのだけが玉にキズ。他は文句なし。

参考になりましたか? 皆さんの制作のお役に立てれば幸いです。
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2010年02月16日

水彩紙 ガイド レビュー インプレッション パルプ編1

 前回はコットン100%の水彩紙についてレビューを書きました。今回はコットンパルプ以外の水彩紙について、使った印象を書いてみたいと思います。ただし、個人的には、コットンパルプ100%のものがオススメです。

 「コットンパルプ以外」の水彩紙は、何で出来ているかというと、大まかに
1.木材パルプ(ノートなどと同じ紙)
2.木材パルプにコットンパルプが混ざっているもの
3.非木材植物(ケナフや和紙)
となります。(このうち、純粋に「和紙」に分類されているものは使ったことがありません。)
 水彩紙はたいてい保存しておいても酸化しない「無酸紙(acid-free paper)」のはずですので、画材店で買った「水彩紙」ならたぶん安心です。

 なお、便宜上、この記事ではコットンパルプを「コットン」、木材パルプを「パルプ」と書くことにします。
 私見ですが、木材パルプ水彩紙の長所と短所は以下の通り。

◎パルプの水彩紙の長所
1.コットンの水彩紙に比べて値段が安い。
2.スケッチブックなどで手に入りやすい。
3.大きな紙が売っている

◎パルプの水彩紙の短所
1.乾きが速いので、ウェットインウェットなどがやりにくい。
2.絵の具の定着が弱いので、重ね塗りすると下の色が溶けて混ざってしまう。
3.深みのかける発色。
 そのほかに、コットンの水彩紙に比べて退色が早いという報告もあったことを付け加えておきます。

 それでは、僕が使ったことのある水彩紙をご紹介します。

1.コットマン(日本・マルマン)

 ボクが使ったことのあるのは荒目のみ。発色は悪くないけど、鮮やかではない。絵の具が染みこまずに表面を漂っているうちに乾くという感じで、コットンの紙のようにふわーっとはにじまない。ただし、これはパルプの水彩紙に共通した感触です。色を重ねると下の色が溶け出すのも共通しています。乾きも速いので、水を多用するテクニックにはコツがいります。
 いいところないみたいですが(笑)、値段の安さには脱帽。4/6判(1,091×788mm)サイズで2〜300円だったと思います。スケッチブックはちょっと割高ですが、ブロックはリーズナブルでF4号20枚が1600円くらいです。厚さは230g。

0811Mandarin500.jpg


コットマンの作例


2.ワトソン(日本・ミューズ)

 国産水彩紙の代名詞と言っていいくらいポピュラーな水彩紙。プロの画家もよく使っているのを見かけます。メーカーの説明によると、木綿を主原料にした杜あるので、コットン、パルプの混合だろうと思いますが、比率はわかりません。
 使ってみると、発色がやや青みがかった感じで鮮やかとは言えませんが、それなりに色に深みがあります。乾きが速い、重ね塗りすると下の絵の具が溶けるのは、パルプの水彩紙に共通です。絵の具も染みこむと言うよりは表面を漂う感じです。ただ、修正はやりやすく、乾いた絵の具を湿らせてぬぐうとカンタンに修正が出来ます。
 厚さは190〜300g。スケッチブックも豊富で、大きなロール紙があるので60号の絵も描けます。クリーム色のワトソンに加え、地色の白いホワイトワトソンもあります。

:冬の日


ワトソンの作例
ホワイトワトソンの作例


3.ワーグマン(日本・オリオン)

 シリウスやデネブなど、星の名前の紙でおなじみ、オリオン社の水彩紙。江戸時代に日本へ来た画家、チャールズ・ワーグマンの名前をとったのかもしれません。素材はたぶんパルプ100%。
 おもてが細目、裏が中目で両面使えるというメーカーの説明ですが、使ってみた感じでは裏面の発色は今一つ。発色は全体に白っぽい感じで深みがないというのが感想です。ただ、あまり厚塗りをしなければ重ね塗りしてもそんなに絵の具が溶け出さないようでした。それでいて修正はラクに出来る、不思議な紙です。
厚さは200〜350g 210gF4ブロック18枚2000円くらい

ビーチ


ワーグマンの作例

 長くなってしまったので、他の紙はまた後日、レポートします。パルプの水彩紙も色々試しましたが、ボクとしてはコットン100%の水彩紙がオススメです。でも、あまり技法を駆使しない作品や、短時間にたくさん描くスケッチなんかは、パルプのスケッチブックがリーズナブルなので、いいかもしれませんね。

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2010年03月04日

水彩紙 ガイド レビュー インプレッション パルプ編2

 木材パルプの水彩紙の続きです。最初にコットンパルプ100%の水彩紙を、前回は国産のパルプの水彩紙をレポートしました。今回は海外メーカーのパルプ水彩紙を中心にレポートします。といっても、もちろん、全ての紙を使ったことがあるわけではありません。また、ずぅ〜っと昔使ったことのある紙は、製造方法などが変わっているかもしれないので除きました。

 なお、このブログではコットンパルプをコットン、木材パルプをパルプと省略して呼んでいます。

4.モンバルキャンソン
 実はこの紙、あんまり使ったことがないのですが、奥津国道先生の本によると、奥津先生はこの紙をお使いになっているとのことで、触れないわけにはいきませんね。ボクの印象としては、他のパルプ水彩紙と特に変わったところはないような印象でした。フランス、キャンソン社の水彩紙ですが、値段はリーズナブルだったと思います。

1003sagami-h700.jpg


 この絵は、紙の名前を記録していなかったのですが、時期的にモンバルを使ってみた時期と一致するので、たぶんモンバルだと思います。紙に染みこまない絵の具、乾きが速い、下の色が溶けるなどは、パルプ水彩紙の欠点です。ただ、発色はいいです。ボクのようなウェットインウェットを使って重ね塗りしたりするような用途には向かないかな。悪しからず。



5.ファブリアーノ・クラシコ5(イタリア・ファブリアーノ社)
 コットン100%の「クラシコファブリアーノ」とは違い、こちらはコットン50%パルプ50%です。名前が紛らわしいですが、海外では「クラシコファブリアーノ」の方はファブリアーノトラディショナルホワイトという名前です。
 値段は厚さ200g700×1000mmで750円〜800円くらいで、クラシコファブリアーノの倍の大きさがありますから、まあ、半額でしょう。細目、中目、荒目とありますが、使うときは中目を使っています。

 パルプ100%と違い、乾きもややゆっくり、重ね塗りもOKです。惜しむらくは発色がえげつないというか、派手であまり深みはありません。それを逆手にとって地味な色合いの絵を描くという手もあります。地色が白いのでイラストレーション制作にもいいかも。
 ワトソンよりは値段が高いですが、パルプの入った水彩紙では一番良いと思います。ただし、この紙のスケッチブックやブロックを見たことがないので、入手には苦労するかもしれません。

0911susuki800.jpg


クラシコ5の作例1
クラシコ5の作例2



6.ミューズケナフ(ミューズ)
 この紙はパルプ(木材パルプ)ではなく、ケナフなど草の繊維で出来ています。森林を伐採せずに紙を作れるので、エコな紙として注目されました。まあ、コットンもエコな紙ですが、値段が高い。ケナフはリーズナブルです。

 使った感じでは、パルプとコットンの中間という感じでしょうか。発色が黒っぽくなるのですが、汚い感じはしません。不思議な発色といっておきましょう。乾きは速めですがパルプほどではなく、ウェットインウェットもなんとか使えます。キチンと乾けば重ね塗りしても、厚塗りしたところでなければ、絵の具が溶け出すことはありませんでした。

 何と言っても値段がリーズナブルで、厚さ230g1,091mm×788mmが400円程度だったと記憶しています。同じくらいの値段のパルプ水彩紙を使うなら、こちらがオススメ。

ウィークエンドマーケット700


ミューズケナフの作例



 ざっと見てきましたが、国産のパルプ水彩紙では、ほかに「アルビレオ」や「デネブ」などもスケッチに使ったことがあります。
 どちらにしても、パルプの水彩紙はスケッチや淡彩には良いと思いますが、室内で作品を制作するなら、やはりコットン100%の水彩紙をオススメします。

 というわけでパルプの水彩紙のオススメはな〜し。強いて言えばファブリアーノクラシコ5とミューズケナフは良いと思います。

 水彩紙選びのお役に立てれば何よりです。
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2011年08月11日

ハーネミューレ モールドメイド水彩紙/水彩紙ガイド・レビュー

最近見かける、オレンジ色の水彩ブロック。ドイツ、ハーネミューレの水彩紙だ。
ハーネミューレと言えば版画紙が有名だけれど、水彩紙もある。
コットン、パルプ、竹の繊維入り、それぞれ荒目中目細目があって、バラエティ豊かなラインナップだ。
今日はその中で、パルプ100%のモールドメイド水彩紙中目を使ってみた。

紙は300g、アシッドフリー(無酸紙)なので経年変化も安心だ。表面はほどよい目があって、ワトソンやキャンソンモンヴァルに比べるとやや滑らかな感じ。髪の色はワトソンよりは白く、ナチュラルホワイトだ。

では、さっそく描いてみよう。お題はこれ↓

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材木店の古い倉庫。

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まずは簡単なスケッチから。白い柵などは省略。鉛筆は引っかかることもなく普通に描ける。
マスキングインクを使うほど細かいところはない題材だけれど、テストのために倉庫の中の材木や手前の雑草にマスキングインクを塗っておく。

warehouse02_440.jpg
全体を水でぬらしてから、少し時間を置いて水を紙に染みこませる。パルプなので、乾きが少し速い。表面が乾いてしまったら、もう一回水を薄く塗って湿らせる。
空の色からウェットインウェットで塗っていく。屋根や緑の薄い色を塗ったら、軒下や倉庫の中、木の濃いところをやや濃い絵の具で塗っていった。かなり濃い部分までウェットインウェットで塗ってしまう。

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マスキングインクをラバークリーナーでこすって落としていたら、表面が剥げてしまった。湿度が高いので、まだ完全に乾いていなかったのかもしれない。いずれにしろ、コットンの紙のように強靱ではなさそうなので、指先でそっとこすって慎重にはがした方がいいみたい。
そのあと、さらにシャドウを塗り重ねて濃くしていく。倉庫の中にうっすら材木が見えるようになるはずだったけれど、マスキングで表面が剥げてしまったので、ちょっと目論見がはずれた。重ね塗りは特に問題はない。植木や地面にスパッタリングで表情を加える。


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屋根の瓦など細かいところを描き込んでいく。倉庫手前の雑草も色を重ねてマスキングの白抜きがなじむようにした。サインを入れて一応完成。

しばらく眺めていたら、もう少し画面に奥行きが欲しくなったので、写真にはないけれど、遠景の木々をウェットインウェットで描き加えた。また、倉庫内の材木や柱などがボーッと見えるように、湿った筆でなぞって色を吸い取った(リフティング)。リフティングはやりやすい。木々の陰影にも少し手を加えて完成。

1108Old-warehouse660.jpg
古い材木倉庫
紙:ハーネミューレ モールドメイド水彩紙 中目300g
サイズ;20×28cm

ハーネミューレ/モールドメイド水彩紙はパルプの水彩紙としては使いやすい。絵の具も比較的良く乗るし、発色も良いと思う。
画材店ではあまり見かけないので、もしかしたら売っているお店を探すのが大変かも。
ネットで注文するといいかもしれない。(例;楽天)

パルプの水彩紙にしては、値段がちょっと高いかなぁ。
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2012年05月16日

竹の水彩紙に描きました&新宿1日水彩教室(7月30日)

今日はバンブー水彩紙と、7月30日(月)に新宿で開催する「1日水彩教室」のご案内です。

初めにバンブー水彩紙。
ドイツの製紙メーカー、ハーネミューレ。版画紙や高級プリンター用紙が有名だけれど、水彩紙もつくっていて、最近では画材店でも見かけるようになりました。
そのハーネミューレの水彩紙で以前から気になっていた「バンブー水彩紙」、その名の通り竹の繊維で出来ているそうです。(竹90%、コットン10%)コットン10%と言うのがミソかも。輸入元は星の名前の水彩紙が有名な(株)オリオン

1205bamboo_265.jpg

紙の表面はけっこう平滑なんだけど、紙の目は割と大きくて中目くらい。ただ余りデコボコしていないので、細かいところなども描きやすそうではあります。竹が入っている紙はヴィフアール(旧コットマン)にあったけど、90%と言うとほとんど竹で出来ているってことですね。

で、さっそく描いてみました。↓↓

1205MorningWalk660.jpg
朝の散歩 サイズ:27x36cm 紙:ハーネミューレ バンブー水彩紙 265g

色の乗りは割と浅くてさっぱりした感じ。紙の目があまり無いので深みのある色合いというわけではないけれど、発色はきれいです。紙の色は白っぽい。水の吸い込みはコットンのエキストラホワイトと同じくらいだと思うけど、コットンのナチュラルホワイトの水彩紙よりは速いので、絵の具の乾くのも速い。グラデーションや縁をぼかすソフトエッジはきれいに出来ます。マスキングインクもOK、指先でそっとこすって剥がすことが出来ました。。紙がしっかり乾いていれば問題ないみたい。

24×32cm(ほぼF4号)25枚綴りのブロックが定価3,300円、実売価格は検索すると2,800円くらいで見つかるので、けっこうリーズナブル。コットン100%の水彩紙ブロック(12まい綴り)が画材店で2,300〜2,500円だから、ほぼ半額です。あっさり描くスケッチにはもってこい、室内で描くにも使いやすい紙でした。
難をいえば、取り扱っているお店が少ないので、取り寄せになることくらいかな。白くてきれいな発色が好きなら、きっと気に入ると思います。

くどうさとし1日水彩教室in新宿
クラブツーリズムのスケッチワークショップ週間で一日講師をします。普通の水彩教室は2〜3時間だけど、これは朝から夕方までみっちり(笑)。
7月30日(月) 朝10時から夕方4時まで(途中昼休み1時間)
参加費:7,500円(お昼のお弁当付き)
太陽の下で見る光に溢れた風景をどう表現するか」というテーマで、水彩の基本的なテクニックを交えて学びます。知っているだけで上達する水彩のちょっとした知識や簡単なコツも公開しますよ。
お申し込みはこちらのサイトから
      ↓↓
クラブツーリズム スケッチワークショップ
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2013年07月11日

新発売の水彩紙を使ってみました。

もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、画材用紙メーカーのミューズから新しい水彩紙が発売になり、サンプルを一枚頂きました。

LanplightSample.jpg

水彩紙の名前は LumpLight(ランプライト)、地色はややクリーム色がかったナチュラルホワイトです。
目は割とはっきりした中目で色のノリもよさそう。
〈ランプライトについてのミューズのサイト〉
何といっても注目は「国産」で「コットン100%」というところ。国産の水彩紙でコットン100%は、同じミューズの「モロー」がありますが、めったに(笑)見かけません。価格もウォーターフォードやファブリアーノと大差ないので、積極的に使ってみようという気にならなかったのですが、この「ランプライト」、値段はかなり戦略的です。四六判(1091×788mm)一枚が1.000円、まとめて買うと一枚800円というお店もあるようです。インペリアルサイズ(760×560mm)の輸入水彩紙が700〜1,400円することを考えると、断然、買いやすい値段です。


Watercolor Wreath 水彩画 リース

さっそく描いてみたら、アメリカ製の水彩紙ストラスモアに似た描き味でした。まあ、まだ一枚だけ、しかもサンプル用の小さい紙なので何とも言えませんが、アルシュやウォーターフォードに比べると絵の具の乾くスピードが少し速いかな。薄い絵の具をたっぷり置いたあとにできるエッジも割とはっきりしていて、バックラン(カリフラワーのようなにじみ)もクッキリでます。
バックランのほかにもウェットインウェット、スクラッチ、リフティング、マスキングインクといろんな技法を試してみましたが、どれもちゃんとできました。

コットン100%の紙としてはいちばんリーズナブル(※)、インペリアルサイズ換算で4〜500円ですし、いろんな技法を受け止めてくれるので、これは期待が持てそう。
大きさも日本の紙の規格に合っていて、半分に切っていくと水張りしてもB判の大きさが確保できます。どのサイズもタテヨコ比が同じです(1:1.414)。
四六判全紙(1091×788)/B1(1024×728)
四六判半切(788×545) /B2(728×515)←これがインペリアルサイズと大体同じ大きさ
四六判四切(545×394) /B3(515×364)
四六判八切(394×273) /B4(364×257)

四六判のほかに、F50号サイズや各種サイズのスケッチブック/ブロックも発売されているのも、水彩ファンには朗報ですね。一枚だけでは良し悪しがわからないので、ボクも購入して使ってみるつもりです。

絵は「Wreath」(リース)
サイズ:14×21cm 紙:ランプライト 中目 300g

※値段がリーズナブル
実はアメリカ、ヨーロッパなどでは、アルシュのようなコットン100%の水彩紙を1枚5ドル前後で販売しています。ランプライトの発売で日本でもやっと世界と同じ水準の価格になったといえます。


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2013年11月12日

ラングトン・プレステージ&クリスマスイブ・ワークショップ

水彩画 夏の日/鎌倉

以前にラングトンを使って描いたのは、2007年でした。
そのころボクが紙を買っていた画材店で、ラングトンは【コットン100%】と表示されていて、実際にそのラングトンを買って使ってみたところ、確かにコットンの描き味でした。しかし地色が白くて発色もやや派手だったので、当時の画風には合わずあまり使いませんでしたが、その後、2008年にクサカベから「ラングトン・プレステージ」が発売されて話がややこしくなります。だってねぇ……新発売のプレステージがコットン100%って、じゃあ、ボクが使っていたあのラングトンは何だったんでい(笑)! ただのラングトンはパルプ100%にして、コットン100%のほうは新たに「プレステージ」なんぞという名前を冠して新発売にしたのかと勝手に思い込んでしまいました。

ところが、このあいだ絵を整理していたら、なんと2007年に描いた絵の右下にプレステージの丸い刻印が打たれているのを発見。2007年に買った「ラングトン」と表示されてた水彩紙は何のことはない、「ラングトンプレステージ」だったことが判明しました。2008年の発売前に画材店が独自に輸入して、しかも「ラングトン」と表記して販売していたようです。

というわけで、このままではインプレッションが適切ではくクサカベさんにも申し訳ないので、改めてプレステージを使って描いてみました。地色は白く発色も明るいのはパルプのラングトンと一緒ですが、プレステージの方が色に深みがあるかな。絵の具がパルプの水彩紙よりゆっくり乾くので、ウェットインウェットやソフトエッジはやりやすいです。特に地色の白い水彩紙は水が速く吸い込まれて、素早く描かなくちゃならないのですが、プレステージは比較的ゆっくりです。白い水彩紙としてはアヴァロンに次いで使いやすく、表面が強いぶんマスキングを多用するならプレステージが有利。2007年当時とはボク自身の描き方も変わっていることもあって、白い水彩紙としてはおすすめです。

◎クリスマス・イブ ワークショップのお知らせ
今年もクリスマス・イブに新宿で水彩教室をやります。クリスマス・イブに別に予定はないという方、一緒に水彩画を描きませんか。はじめての方も大歓迎です。

日 時 12月24日(火)10:00〜16:00
テーマ 水面の映り込みを描く
場 所 新宿アイランドウィング クラブツーリズム

お申し込みはこちらのリンクからお願いします。
クラブツーリズム スケッチ感謝祭
まだ空きはありますので、よろしくお願いします。

上の絵は「夏の日」/鎌倉で
サイズ:34x50cm 紙:ラングトン・プレステージ300g
※この絵はボクが書いた水彩の本、「失敗しない水彩の画材選び」のラングトン・プレステージの作例として描きました。
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posted by くどうさとし at 18:49 | Comment(5) | TrackBack(0) | 水彩紙ガイド・レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月28日

コットマンに描きました 水彩画

コットマンに描きました。……といっても、マルマンの旧コットマンではありません。ウィンザー&ニュートンのコットマン。多分こちらが本家だったのでしょうか、W&Nのコットマンが発売になるとマルマンのコットマンはヴィファールという名前に変わりましたからね。

そのコットマン、なかなか使う機会が巡ってこなくて、ちょっと気にはなっていたのですが、何しろW&Nの水彩紙ですから、木材パルプの水彩紙とはいえ、いやが上にも期待は高まります。
画材店でそのコットマンのスケッチパッドを見かけたので買っておきました。サイズが、B4!!! 最高ですね。F4とかいう油絵サイズじゃなく、れっきとしたルート2矩形です。だいたいほら、F何号というサイズ体系は号数によって縦横比が変わっちゃって、使いにくいじゃない?。
そこへいくと、Aサイズ、Bサイズの紙は、縦横比が1:1.414(ルート2)と決まっていますし、なんと半分に切ってもその比率は変わらないという優れもの。スケッチブックはぜひAサイズ、Bサイズにしてほしいです。

またまた前置きが長くなりましたが、そのコットマン、水張りして一枚描いてみました。
使った紙はコットマンの荒目です。厚さは270g、B4(257x364mm)15枚つづりパッドが840円と格安。
1402_Cotman440.jpg

描いたのはベトナム/ホーチミンの横丁です。これ。
水彩画 立ち話(ホーチミン)Watercolor Stand talking(Ho-chi-minh)

右上の白い看板に引かれた一コマ。「kep」というお店の名前が、お箸やお椀やお皿で出来ているのがわかるでしょうか。「e」の下は箸置きですね。
コットマン、使ってみた感じは、やはりパルプの水彩紙でした。水を吸い込まず絵の具がふわっとにじんでくれない、重ね塗りは下の絵の具が取れてしまう、うすい絵の具はムラになるなど、典型的なパルプの水彩紙。ちょっとキャンソンモンヴァルに似ています。ただ、発色はよく、表面が強いのでマスキングインクも問題なく使えました。
W&Nなので期待しましたが、ラングトンやハーネミューレ並みとはいきませんでした。値段も安いしね、期待する方が無理か。これでラングトン並みの描き味だったらすごかったんだけどな〜。
でも表面が強く毛羽立ちにくいので、ヴィファールよりいいんじゃないかな。値段もだいたい同じくらいなので、気軽にスケッチに使うならこちらがオススメ。ペン画淡彩や鉛筆淡彩ならかなりいいと思います。

水彩画「立ち話」(Stand talking)
サイズ:26x20cm 紙:W&N コットマン荒目270g
この絵のメイキングが読みたい方は、コメントくださいね。コメント多かったら記事にするかもー。
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posted by くどうさとし at 20:26 | Comment(6) | TrackBack(0) | 水彩紙ガイド・レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月15日

ランプライトっていう水彩紙は……

ランプライトっていう水彩紙は……
先輩画家の田中己永さんがフェイスブック上でレポートしてくれましたが、結論は「私の水彩教室では使用禁止」という厳しい評価でした。う〜ん、そこまでひどかったかしらね〜。

ご存じない方のためにざっと概略を説明すると、ランプライトというのはミューズから発売されている国産のコットン100%水彩紙です。国産というところがミソで、実際に流通しているコットン100%の水彩紙で国産はこれだけ、値段も輸入品の半額ほどで手に入ります。
発売当時のブログ記事も何本かありました。
新発売の水彩紙を使ってみました。
ランプライトに描きました。運河
ちょっと遅くなりましたが
ボクの本でも紹介しているので、あんまりひどかったら申し訳ないと思って、ランプライトに描いてみました。

赤い屋根の家 水彩画

強いにじみ止め(サイジング)
発売当時に使ったものより、さらににじみ止め(サイジング)がきつい感じがしますね。それともばらつきがあるのでしょうか。絵の具を塗っても塗っても弾かれてしまいます。昔、ワットマンというサイジングのきつい紙がありましたが、それをはるかに上回る強さです。何のためにこんなにサイジングをきつくしたのでしょうね。

まあ、とりあえずそのままで描くと、手こずりましたが何とか塗れました。これだけサイズがきついと絵の具ののりも良くないですね。発色は悪くないけど、深い色をだすのはムズカシイかも。なるほどね〜、こりゃ使いにくいわな。田中さんがさじを投げたのも頷けます。
濃度を上げる方法は2つ。ひとつはアクリルのようなペースト状の絵の具を塗りつける。もうひとつは濡れているうちにとろとろに溶いた絵の具を筆に含ませ、チョンチョンとつついて表面張力で水たまり状にする。
という感じで何とか描きました。

拡大して比べてみると、

1503RedRoofPart01.jpg
ランプライト ふつうのウォッシュ

1503RedRoofPart02.jpg
ランプライト 濃いウォッシュ

1503ArchePart.jpg
アルシュ 濃いウォッシュとふつうのウォッシュ

画像は2400dpiでスキャンした部分拡大画像です。アルシュは濃いところは紙の繊維がすべて絵の具で染まっているのに比べ、ランプライトでは絵の具の乗っていない白い部分がたくさん残っているのが分かります。これが絵の具のノリの悪い原因でしょう。ここまで弾かれてはなかなか濃度が上がりません。

まあ、まだ1枚なので、時間を見てまた試行錯誤してみます。

水彩画「赤い屋根の家」No.2
ランプライト F4ブロック
1707NewBlogBtn.jpg
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posted by くどうさとし at 20:17 | Comment(10) | TrackBack(0) | 水彩紙ガイド・レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

ランプライト水彩紙その2です

昨年5月に、このブログでランプライトのその後について書きました(ランプライトっていう水彩紙は……)。
今回はその続き。実は去年の6月に描いてみたのですが、いそがしくてなかなかまとめられず、今になりました。

前回、にじみ止めが強すぎてなかなか絵の具が乗らないという感触でしたが、今回はランプライト紙をひと晩水に浸けておいてから水張りしました。にじみ止めが少しは落ちて、描きやすくなるかと思います。

ランプライト 栂池1
水を塗ってウェットインウェットでファーストウォッシュ(下塗り)。
白く残したいところはあらかじめマスキングインクを塗ってあります。
遠くの山はぼけた輪郭が残るように描いています。

ランプライト 栂池2
遠景から色をつけていきました。
やっぱりにじみ止めがまだ強くて絵の具が弾かれます。

ランプライト 栂池3
中景の木々を描いたところ。なにもしないときよりは描きやすいですが、アルシュやウォーターフォードに比べるとまだまだ。

ランプライト 栂池4
中景の建物や木々の影を描きました。遠景も加筆しています。

水彩画 栂池高原
前景をあっさり描きます。メインの中景にはさらに明暗を描き加え、その後ろ、白いリフトの柱なども描き加えて完成。

ランプライトをひと晩水に浸けておいてから描きましたが、手間をかけた割にはいまひとつでした。発色が少し沈んでしまった感じです。F4ブロックを使いましたが、15枚綴りでウォーターフォードより3枚オトクです(値段は同じくらい)。バラだとサイズがウォーターフォードの倍の四六判なので、さらにリーズナブル。ただし、描きやすさはウォーターフォードに軍配が上がるでしょう。
また時間があったら試してみます。

絵は栂池高原
サイズ:20×30cm 紙:ランプライト300g
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